2017/03/10
昼間はだいぶ暖かい日も増えてきましたが、毎年この季節に増えてくるのが敏感肌にお悩みの患者さんです。
「どんな低刺激性化粧品を使ってもすぐ赤くなってしまいます」と言って来られる患者さんがおられますが、皮膚科学的には敏感肌の定義はありません。強いて言えば、『皮膚が乾燥しやすく、バリアが不十分な肌』ということになり、アトピー性皮膚炎の方の肌がその典型と言えます。アトピーまでいかなくても、それに近い状態の方も結構いらっしゃいます。そのような方では、炎症が起きていればまず炎症に対する治療、炎症はおさまっているものの敏感肌が残っていれば保湿剤でケアして角層機能を高めた上で化粧品を使用することが大切です。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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