Dr.川島のスキンケアコラム

ビタミンは良く聞く言葉ですので、分かっているつもりですが、改めて「ビタミンって何？」と聞かれると答えられないかもしれません。ビタミンとは、生物が生きていくために必要な栄養素のうち体内で十分に作られない、炭水化物、タンパク質、脂質以外の有機化合物と定義されます。必須な栄養素のなかで無機物はミネラルと呼ばれます。では有機物と無機物の違いは何かと言えば、有機物には炭素が含まれており、燃えると2酸化炭素を発生するものと定義されます。

このビタミンですが、ビタミンA、B、C、D、E、Kに分けられています。どうしてビタミンF、Gがないのかと疑問に思われると思いますが、一度ビタミンF、Gも発表されたのですが、ビタミンB群に含まれたりビタミンとは言えないことが分かり消滅しました。

ビタミンの大切さが示されたのは、軍隊で上級士官は壊血病や脚気に侵されず、下級兵士のみが罹ることから、食事の違いが原因と疑われ、壊血病がビタミンC不足、脚気がビタミンB１不足で起こることが見つかりました。そのほかのビタミンも様々な働きがあります。
肌にも大事なビタミンもありますので、いくつか紹介していきます。