肌再生治療(真皮線維芽細胞)
美容医療の肌治療というと、レーザー、超音波、電磁波などで線維芽細胞に刺激を与える治療が多いかと思いますが、近年再生医療も美容領域に応用されるようになってきました。再生医療には様々な治療法がありますが、「真皮線維芽細胞移植」は肌再生治療として注目を集めています。外見の若々しさを数年後にも保てる、年齢を重ねるにつれ若返る、未来の肌を今よりも若返らせる、それがこの治療の最大の魅力となります。
肌は3つの層から成り立っており、表面から「表皮」・「真皮」・「皮下組織」となっています。真皮線維芽細胞とは真皮にある細胞であり、「ハリ肌」のもととなるコラーゲン繊維、「弾力感」のもととなるエラスチン、「みずみずしさ」のもととなるヒアルロン酸を生成する、重要な役割を担っている細胞です。
この細胞が加齢や紫外線などのダメージによって失われたり、衰えて働かなくなると新陳代謝が落ち、コラーゲンやエラスチンが弾力を失い、ヒアルロン酸が失われることで水分が減少していきます。それがシワやたるみの原因となります。
若々しい肌を保つには、真皮の中で活発に働き真皮成分を作り出す線維芽細胞が必須なのです。
真皮線維芽細胞の減少により起こる肌老化を改善させるため、患者様ご自身の真皮線維芽細胞を、細胞培養を行う専門のラボで増殖・培養し、その細胞を直接肌に戻し細胞を補充することによって、肌の機能そのものを改善します。肌再生治療(線維芽細胞移植)とは、肌老化の要因に直接アプローチできるアンチエイジング治療になります。
医師による診察・血液検査
患者様のお悩みをカウンセリングで伺い、治療の流れや施術内容について医師から説明し、その後感染症血液検査の為の採血を行います。
1週間後
採血、皮膚採取
細胞培養に必要な血液と、耳の後ろ部分から米粒大の皮膚を採取します。当クリニックが委託している「特定細胞加工物製造事業者」である株式会社セルバンク(施設番号:FA3150017)にて、採取した皮膚から線維芽細胞を抽出。約5週間かけて約10,000倍に増殖・培養します。
細胞培養期間 5週間
線維芽細胞移植1回目
増殖培養させた線維芽細胞を、患者様の肌へ移植します。1回目の移植で肌細胞は活性化され、移植直後から衰えた肌細胞を修復しはじめます。
3週間~1ヶ月後
線維芽細胞移植2回目(初回移植時のみ)
細胞の定着率を高くするため、1回目と同一部位に線維芽細胞を移植します。初回の移植では、連続して2回の移植を基本プランとしております。
1年後
線維芽細胞移植3回目以降
1~2年に一度のペースで移植することをおすすめします。
注入した細胞も働きが弱くなるので、1~2年に一度細胞を補充することで健康な肌の状態を維持することができます。
当院は法令に則り「自家培養真皮線維芽細胞移植術」で、第二種再生医療等提供計画番号を取得した医療機関です。
昨今、「再生医療」という言葉を良く耳にすると思います。再生医療は、従来の治療法では難しかった失われた機能(老化・疾患による機能不全)に対して、細胞を使って新たな組織や臓器を補うことで機能の改善を行う次世代の医療です。
ここ2~3年で美容の分野にも多く活用される医療になってきており、その一つとして当院では「繊維芽細胞移植」を取り入れました。
線維芽細胞は、肌の結合組織を構成する細胞の1つでコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す「肌細胞」です。
日々、確実に減っていく「肌細胞」を定期的に補充する「線維芽細胞移植」により、過去の肌のハリや弾力が蘇らせ、未来の肌を今よりも若く保つことが出来るのです。
線維芽細胞を移植する肌の再生医療は、老化の改善だけが目的ではなく、5年後、10年後の未来の肌を若返らせ、美しくいられる事を目的とした治療でもあります。
肌の真皮を改善することで、レーザーやボトックス・ヒアルロン酸注入治療などの従来の美容治療の効果も高く感じて頂けると思います。
【回答】
院長 保志名 勝
年齢は関係ないと言われています。
次の5項目(梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV・成人T細胞白血病)の病気に罹患している方は、申し訳ございませんが施術を受けることができません。
細胞の量というものは一定量決まっており、その量を超えると蓄えることができません。クリニックの提案するペースで行ってください。
同日は難しいですが、施術の2~3日前に水光注射などを受けていただくと相乗効果を発揮します。
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